高卒・未経験からエンジニアになって感じたIT業界のリアル
自分は普通高校を途中で辞め、その後しばらくフリーター生活をしていました。
当時は将来のことも特に考えておらず、「とりあえず毎日を過ごす」ような感じでした。
ですが、その後IT業界へ入り、気付けば20年以上エンジニアを続けています。
この記事では、高卒・未経験からIT業界へ入った自分が、実際に働いて感じたことを書いていこうと思います。
最初は本当に何も分からなかった

自分が20歳そこいらの当時はスマートフォンなんかない時代。
パソコンすら自宅にない家庭のほうが多かったかと思います。
そんな中、IT業界へ入ったものだから開発言語どころかパソコンの操作もおぼつかない状態でした。
社会人経験もなく、本当に右も左も分からない状態でした。
数カ月の研修期間はあったものの、正直ほとんど頭に入ってなかったと思います。
「なんだか、変なアルファベットが並んでる」
コードを見てもそんな風にしか見えず毎日分からないことだらけで、周りについていくので精一杯でした。
正直、かなり大変でした。
未経験に優しい人ばかり
エンジニアってどちらかというと陰キャ寄りの性格が多いイメージです。
コミュニケーションが苦手で人付き合いを敬遠しがちな。
でも頼ってみるとすごく丁寧に優しく教えてくれるんです。
ちょっととっつきにくいオーラは出てますが、未経験の新人時代の私は何度もそんな先輩方に助けられ成長させてもらいました。
IT業界は「学歴だけ」ではない世界だった

IT業界に入る前は、「高卒だと厳しいんじゃないか」とかなり不安でした。
ですが実際に働いてみると、もちろん学歴が有利になる場面はあるものの、それ以上に「何ができるか」を見られる業界だと感じました。
特にエンジニアは、経験を積んだ人が強い世界です。
コードを書き、現場経験を積み、少しずつできることが増えていく。
その積み重ねが、そのまま収入や評価に繋がっていく感覚がありました。
「仕事ができる」と言われてる方たちは、IT系の専門卒や大卒の人に比べると高卒のほうが多かった印象です。
変に学歴にプライドがない分、反骨精神で仕事を頑張って積み上げられたのだと思います。
高学歴ほど管理職になりやすい
当然ながら学歴がいいと管理職のポジションに就きやすいと思います。
ただそれはあくまで会社内だけでの話。
管理業務だけおこなう立場になってしまうと、エンジニアとしての開発能力が養われません。
そうなると良くも悪くも会社にしがみつくことしかできなくなってしまいます。
フリーランスなど独立を視野に入れている場合はコードを書いてスキルアップすることは忘れてはいけません。
正直、華やかな世界ではない

ここ数年、働き方改革など労働環境はだいぶ良くなってきたと思います。
スマートフォンなども普及してITがより身近なものになり、それもあってIT業界に華やかなイメージを持っている方が増えています。
取引先の若手の人とこの業界を選んだ経緯など聞くとより実感します。
ですが実際は、かなり泥臭く地道な仕事です。
- 調べる
- 試す
- エラー出る
- また調べる
- 直す
- エラー出る
この繰り返しです。
いくら経験が長くスキルがあったとして全てのコードを覚えているわけではないので、調べ物するのは当たり前です。
という何年続けていても分からないことだからです。
一つずつ調べて直してを確実に進めていって、ようやく完成!
と思いきやテストフェーズで考慮漏れが見つかって、また調べて修正そしてテスト。
同じようなことを淡々と繰り返すような形です。
また一つのプロジェクトの中でコードを書いている期間はほんの僅かなこともあります。
もちろん規模にもよりますが、設計書や修正が及ぶ機能を事前に調査してドキュメントを作成したり。
作った機能をテストして動作確認。
システム構築はコードを書く以外にもたくさんやることがあります。
「エンジニアはこんなことまでやるの?」
と想定していなかった作業が多くあるかもしれません。
収入は「積み上げ型」だった

最初のころの年収は300万円にも届いていませんでした。
ですが、経験を積みながら少しずつ収入も上がっていきました。
転職、フリーランス化なども経験し、現在は年収1500〜1800万円ほどになっています。
もちろん簡単ではありません。
ですが、「積み上げた経験が収入に変わりやすい」のは、この業界のかなり大きな特徴だと思っています。
AI時代でも、まだエンジニアは必要だと思う

最近はChatGPTなど、AI進化もかなり話題になっています。
実際、自分も仕事でAIを使う機会はかなり増え、かなり効率が上がる場面が増えています。
今後、エンジニアとしての仕事内容はかなり変わっていくと思います。
ですがその一方で、「何を作るか」「どう作るか」を考えられる人は、今後も必要だと思っています。
だからこそ、技術だけではなく、考える力やコミュニケーションも大事だと感じています。
「エンジニアの仕事はAIに奪われるようになる」
なんてことは20年前の自分が新人の頃から言われてきました。
ですが、AIが出したコードが要望通りのものになっているのか、他の処理を連携した時に動くものなのか。
なんてことは経験がない人が見ても判断がつきません。
そのためまだまだエンジニアの存在は必要なものであり、同時にAIを活用できるくらいのスキルを身につけることは大切だと考えています。
結局、一番大事なのは「続けること」だった
20年以上働いてきて感じるのは、結局一番差がつくのは「続けた人」だということです。
誰でも最初から優秀というわけではありません。
自分も多少は動けるエンジニアに成長しましたが、これまで遠回りばかりでした。
それでも続けてきたことで、少しずつ仕事ができるようになり収入も増え、人生は変わってきたと思っています。
まとめ
IT業界は決して楽な世界ではありません。
ですが、学歴だけで全てが決まる世界でもないと思っています。
高卒・未経験だった自分でも、少しずつ経験を積みながらここまで来ることができました。
これからも、エンジニアとして働きながら、資産1億円を目指して積み上げていこうと思います。
なお、フリーランスになって感じたことについては、以下の記事でも詳しく書いています。