新NISAを最速で埋めたい。でも「無理してまで」は違うと思う話

新NISAを最速で埋めたい。でも「無理してまで」は違うと思う話

2024年1月に新NISAが始まってから早くも3年目に突入しています。
「新NISAは最速で1800万円埋めるべき!」
なんていう風潮をSNSで見かけたことがあるかもしれません。

確かに非課税枠を早く使い切るメリットは大きいです。

実際、自分も新NISAは最速で1800万の枠を埋めるつもりで投資しています。

ただ一方で、
「無理してまで最速を目指す必要はない」
とも思っています。

今回は、そんな新NISAとどう向き合うべきか、自分なりの考えを書いてみます。

新NISAを最速で埋めるメリット

新NISAを最速で埋めるメリット

まず前提として、新NISAを早く埋める戦略には大きなメリットがあります。

非課税期間を長く使える

積み立て投資は基本的に時間を味方に付けるものです。

そのため、「早く始めた人ほど有利」です。

新NISAも同じで、早く投資した分だけ複利の恩恵を長く受けられます。

例えば同じ1800万円でも、
10年後に埋め終わるより、
5年で埋めたほうが運用期間を長く確保できます。

将来的な安心感につながる

資産が積み上がっていくと、精神的な安心感もかなり変わります。

「老後が不安」
「将来のお金が心配」
という気持ちが少しずつ軽くなっていきます。

資産があると心に余裕が生まれ、日常生活でも精神的にかなり安定します。

上司に嫌なことを言われても、

「まあ、お前より資産あるけどな」

と心の中で思えるようになるかもしれません。

それほどの精神安定剤になると思っています。

自分が新NISA最速を目指している理由

冒頭で「無理して最速を目指す必要はない」と書きましたが、自分自身は新NISAをできるだけ早く埋めることを目標にしています。

将来への不安が強かった

自分は高卒でフリーターをしていた時期もありました。

その頃から、
「将来このままで大丈夫なのか…」
という不安がずっとありました。

だからこそ今ある収入を活かしてできるだけ早く資産形成を進めたいと考えています。

長期投資を前提にしている

自分の今の投資スタイルは短期売買ではなくオルカン中心の長期投資を前提にしています。

なので多少の暴落が来ても、余程の緊急性がない限り長く持ち続ける考えです。

積み立て期間で資産がどれだけ変わるのか

積み立て期間で資産がどれだけ変わるのか
では実際に、新NISAの1800万円を

  • 5年で埋めた場合
  • 10年で埋めた場合
  • 15年で埋めた場合
  • 20年で埋めた場合

で、20年後の資産額にどれほど差が出るのか比較してみましょう。

条件は以下で統一します。

  • 投資先はオルカン
  • 年率7.5%で固定
  • 1800万円を埋めた後は追加投資なし
  • 20年後時点の資産額を比較

5年で1800万円を埋めた場合

最速の5年で埋める場合、年間360万円を投資することになります。

1800万円を5年間で積み立てた後、そのまま15年間運用を継続した場合、20年後の推定資産額は約6600万円です。

10年で1800万円を埋めた場合

続いて、10年間で1800万円を埋めるケースです。

年間180万円を積み立てる計算になります。

10年間積み立てた後、そのまま10年間運用した場合、20年後の推定資産額は約5560万円です。

15年で1800万円を埋めた場合

続いて、15年間で1800万円を埋めるケースです。

年間120万円を積み立てる計算になります。

15年間積み立てた後、そのまま5年間運用した場合、20年後の推定資産額は約4800万円です。

20年で1800万円を埋めた場合

最後に、20年間で1800万円を埋めるケースです。

年間90万円を積み立てる計算になります。

20年間かけて積み立て続けた場合、20年後の推定資産額は約4000万円です。

早く埋めるほど複利の恩恵は大きい

新NISA1800万円を5年・10年・15年・20年で積み立てた場合の資産額比較
こうして比較してみると、同じ1800万円を投資した場合でも、

  • 5年で埋める → 約6600万円
  • 20年で埋める → 約4000万円

と、最終的には約2600万円もの差が生まれます。

これは投資額の差ではなく、「どれだけ長く市場にお金を置けたか」の差です。

やはり複利は、早く始めて長く運用した人ほど有利になります。

だからといって無理をして生活を崩したり、精神的に苦しくなるほど入金を急ぐ必要はないとも自分は思っています。

大事なのは、途中でやめないこと。

自分のペースで継続しながら、できる範囲で少しずつ入金力を高めていくのが、一番現実的で強い資産形成だと思います。

「無理してまで」は違うと思っています

ここが一番大事な部分です。

5年と20年では、2600万円もの差が出ることがわかりました。
でも、誰にでも最速がおすすめできるとは思っていません。

収入や家庭環境は人それぞれです。

だからこそ、私生活を大きく犠牲にしてまで投資を優先する必要はないと思っています。

お金は人生を豊かにする手段であり、目的にしてしまうと本末転倒な気がします。

投資が嫌になるのが一番もったいない

無理な金額を投資すると、日々の生活や暴落時にかなり精神的にきつくなります。

友だちとの遊びや趣味などの楽しみが減ったり、暴落による含み損を見るたびに不安になったり、毎日値動きが気になったりすることもあります。

その結果、
「もう投資やめよう…」
となってしまうのが一番もったいないと思っています。

一定の生活防衛資金は大事

急な出費や病気、転職、引っ越しなど、人生には色々あります。

そんな時に現金がないと、精神的にもかなり苦しくなります。

「投資に回しすぎて生活が苦しくなる」
状態は避けたほうがいいと思っています。

早くNISA枠を埋めたい気持ちも分かりますが、急な資金が必要になり売却するなどしてしまうのはもったいないです。

大切なのは継続できること

SNSを見ると毎月何十万円も積み立てている人が目立つように見えると思います。

でも、それが誰にでもできるわけではありません。

月1万円でも3万円でも、
自分のペースで継続できること
のほうがずっと大切だと思っています。

まとめ

自分は新NISAを最速で埋めることを目標にしています。

ただ、それは
「暴落しても続けられる」
「生活に余裕がある」
という前提があるからです。

無理して投資を嫌いになるより、大切なのは継続すること。

資産形成は短距離走ではなく、長距離走だと思っています。

息切れしないペースで、人生も楽しみながら、将来に備えるための資産形成としましょう。

資産の守りを意識するようになったという記事を以下で書いています。

※本記事は特定の金融商品の推奨を目的としたものではありません。
投資判断はご自身の判断でお願いいたします。

この記事を書いた人|たぐまる
高卒エンジニアの資産1億円ロードの管理人「たぐまる」のロゴ

高卒→フリーター→21歳でエンジニア。

現在はフリーランスエンジニアとして、収入アップ・投資・節約などでコツコツ積み上げ、オルカン中心の長期投資を継続中。

2026年4月時点で資産約4,000万円。

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