資産が増えるほど「守り」を意識するようになった話【退場しない投資が一番強い】
昔の自分は、投資で「どう増やすか」ばかり考えていました。
短期売買をしたり、信用取引をしたり、値動きの大きい銘柄で一発を狙ったり。
ですが、資産形成を続ける中で、少しずつ考え方が変わってきました。
今は、「増やすこと」よりも「退場しないこと」の方が大事だと思っています。
特に投資を始めたばかりの方はこの考え方がとても重要だと考えています。
この記事では、資産が増えるほど自分が「守り」を意識するようになった理由について、実体験ベースで書いていこうと思います。
昔は「攻める投資」ばかりしていた

投資を始めたころは、短期間で大きく増やしたい気持ちがかなり強くありました。
個別株で大きく上がりそうな銘柄を探したり、信用取引でレバレッジをかけたり。
うまくいけば一気に資産が増える一方で、失敗すれば大きく減るような投資もしていました。
正直、当時は「長期でコツコツ増やす」という考え方はかなり弱かったです。
ですが、毎日チャートが気になり、仕事中も株価を見てしまうような状態はかなり疲れました。
そこで少しずつ、オルカン中心の長期積立投資へ考え方が変わっていきました。
個人投資家が短期売買で勝つのは難しい
個人投資家が短期売買などで安定して勝ち続けるのは難しいと言われています。
8割前後の方が最終的には負けるなんて言われるほど厳しい世界です。
自分みたいな素人ならなおのこと。
個別株取引がギャンブルのようになってしまい、運任せの売買で何度も痛い目を見てきました。
資産が増えるほど「減らしたくない」と思うようになった

資産が少ないころは、多少大きく値動きしてもそこまで実感がありませんでした。
ですが、資産額が増えてくると、同じ数%の値動きでも金額としてはかなり大きくなります。
例えば資産が1,000万あり、1%値動きしただけで評価額は10万円変動します。
10万円あれば、旅行にも行けますし、家電も買えます。
個人にとってはかなり大きな金額です。
そうなると、以前のように「一発狙いで大きく増やそう」とは思いにくくなりました。
むしろ、「ここまで積み上げた資産を大きく減らしたくない」という気持ちが強くなりました。
資産形成は、増やすことも大事ですが、同じくらい守ることも大事だと感じています。
長期投資は「退場しないこと」が一番大事
投資で一番怖いのは、一時的に資産が減ることではなく、市場から退場してしまうことだと思っています。
暴落時に怖くなって売ってしまう。
無理なレバレッジで大きく損をする。
一発狙いの投資で資金を失う。
こうなると、せっかくの複利の力も活かせません。
だからこそ、自分は「退場しない投資」をかなり意識するようになりました。
長く市場に居続けることが、結果的に一番強いのではないかと感じています。
初心者は暴落時に特に注意
オルカンやS&P500はコロナ禍で一時値下げしたもののそれ以降は右肩上がりで推移しています。
なのでここ数年で新NISAなどをきっかけに投資に興味を持ち始め資産形成を始めた方も多いでしょう。
ただタイミングが悪く、一時的にマイナスになる時期もあるかと思います。
仮に100万円をNISAで買い付けたものがマイナス20%になったら、80万円まで評価額が下がることになります。
大切な資産が目減りしているのを見ると「もっと下がってしまうのではないか」と恐怖心に駆られるかもしれません。
ただ売却しなければあくまで一時的にマイナスになっているだけ。
長期目線での積立投資目的ならそこはグッとこらえて持ち続ける覚悟が必要です。
もしそこで全部売却してしまえば本当に資産がなくなってしまい、
「市場から退場してしまうこと」
が、一番大きな損失だと思っています。
オルカン中心なのは今も変わらない
現在も、自分の投資の中心はオルカンです。
オルカンは、世界中の株式へ広く分散投資できる投資信託です。
自動積立との相性も良く、基本的には一度設定してしまえば放置しやすいのが大きな魅力です。
自分のように、仕事を頑張って収入を増やしながら、その一部を資産へ変えていくスタイルにはかなり合っていると思っています。
毎日売買判断をする必要もありません。
銘柄選びに悩み続ける必要もありません。
この「シンプルさ」が、自分にとってはかなり重要でした。
最近は「金」と「Jリート」も少し取り入れるようになった

オルカン中心なのは変わりませんが、最近はポートフォリオに金のインデックスファンドやJリート(日本の不動産)も少し取り入れるようになりました。
金については、全資産の5%程度を目安に保有しています。
Jリートは「不動産投資信託」とも呼ばれ、少額で不動産へ分散投資できる商品です。
Jリートについては、2026年から少しずつ積み立てを始めています。
まだまだ少額ですがこれから少しずつ積み立て、最終的には資産の10%を目標に保有しようかと思っています。
あくまで主役はオルカンで、金やJリートは補助的な位置づけです。
なぜ少し取り入れるようになったかというと、資産額が増えるほど「株式だけでいいのか?」という不安も出てきたからです。
もちろん、長期で見れば株式中心で良いと思っています。
ただ、株式と違う値動きをする資産を少し持つことで、精神的に安定しやすくなると感じています。
為替リスクを抑える
オルカンは現在、米国株の比率が高いため、ドル円の影響を受けやすい特徴があります。
円安局面では資産評価額が大きく増えやすい一方で、円高へ進行すると日本円換算した際の評価額が下がる可能性があります。
そのため、自分は為替リスクへの備えとして、金やJリートのような日本円資産・値動きの異なる資産も少し取り入れるようになりました。
金インデックスを入れた理由
金は、株式とは違う値動きをすることがあります。
有事に強い資産というイメージもあり、株式市場が不安定なときの精神安定剤のような役割を期待しています。
もちろん、金だけで大きく資産を増やそうとは思っていません。
ですが、ポートフォリオの一部として少し持つことで、守りの要素を足せると考えています。
Jリートを入れた理由
Jリートは、日本の不動産へ間接的に投資できる商品です。
株式とは少し違う値動きをすることもあり、分散投資の一部として取り入れています。
また、分配金のある商品も多く、資産から収益が生まれている感覚を持ちやすいのも特徴だと思っています。
ただし、Jリートも価格変動はあります。
金利上昇の影響を受けることもあるので、あくまで少額にとどめています。
守りを意識して変わったこと

守りを意識するようになってから、投資に対する気持ちはかなり変わりました。
以前は、どうすれば短期間で増やせるかばかり考えていました。
ですが今は、どうすれば長く続けられるかを重視しています。
- 無理なレバレッジを使わない
- 一つの銘柄に集中しすぎない
- 生活防衛資金を持つ
- 暴落しても積立を止めない
- 本業の収入を維持する
こういったことも、資産形成ではかなり大事だと思っています。
投資だけでなく、仕事・健康・固定費・メンタルも含めて、資産形成は成り立っていると感じています。
投資で一番怖いのは「退場すること」

投資は、長く続けるほど複利の力を活かしやすくなります。
逆に言えば、途中で退場してしまうと、その力を活かせません。
だからこそ、自分は大きく勝つことよりも、大きく負けないことを意識しています。
資産形成では、派手な勝ち方よりも、地味でも続けられることの方が大事だと思っています。
「普通を続ける」
これが簡単そうで、実はかなり難しいです。
ですが、その普通を続けることが、資産1億円へ向かう一番現実的な道だと感じています。
まとめ
昔の自分は、投資で大きく増やすことばかり考えていました。
ですが、資産が増えるほど、守ることの大切さを強く感じるようになりました。
今はオルカンを中心にしながら、金インデックスやJリートも少し取り入れています。
ただし、主役はあくまで長期積立投資です。
自分にとって大事なのは、一発で大きく増やすことではありません。
長く続けて、市場から退場しないことです。
「資産形成は、増やす力より“続ける力”の方が大事」
これからも、無理のない範囲で資産形成を続けていこうと思います。
なお、複利の力については以下の記事でも詳しく紹介しています。
※本記事は特定の金融商品の推奨を目的としたものではありません。
投資判断はご自身の判断でお願いいたします。