習うより慣れろ!若手エンジニアこそ個人開発をやったほうがいいと思う理由
若手エンジニアの頃、
「もっと開発経験を積みたい」
と思っていました。
でも実際の現場では、
- テスト工程ばかり
- 問い合わせ調査ばかり
- 資料修正ばかり
- オフショア開発の窓口対応ばかり
ということも珍しくありません。
もちろん、それらの経験も後から活きてくるものではあります。
ただ、「もっとコードを書きたい」と思う気持ちもすごく分かります。
そんな時に過去を振り返ってみると、自分がかなり成長できたと感じたのが、「個人開発」でした。
今回は、「若手エンジニアこそ個人開発をやったほうがいい」と思っている理由について書いてみます。
会社では経験できないことを全部触れる

個人開発の良いところは、最初から最後まで全部自分でやれることです。
例えば、
- アイデアを考える
- 画面を作る
- DB設計をする
- APIを作る
- サーバーへデプロイする
- 不具合を直す
など、実際にサービスを動かすまでに必要なことを一通り経験できます。
会社だと担当範囲が限定されることも多いですが、個人開発では全部自分ごとです。
その経験はかなり大きいと思っています。
実際に10年以上キャリアのあるエンジニアでも、実務で経験したことしかできないというのはよくある話です。
「HTMLやCSSなどWebエンジニアなら誰でもできるでしょ」
と思われがちですが、まったく触ったことがなく苦手意識を持っているエンジニアは多数います。
新規開発の経験はとても希少
自分は20年以上をエンジニアとして過ごしてきていますが、ゼロからシステムを構築して世の中に公開するまで全ての工程を携われた案件はほとんどありません。
自社開発をメインにしている会社ならともかく、SESや請け負いなどでシステム開発に関わる際は既に案件が発生している状態です。
そのため自分が案件にアサインされるタイミングでは要件が固まっていたり、使用する言語などのアーキテクチャは決まっていることがほとんど。
まっさらな状態からシステム開発に携われる機会はとても希少です。
それを個人開発では自分で経験できてしまいます。
会社で与えられた開発業務だけでは得にくい、とても貴重な経験になると思っています。
エラー地獄がそのまま経験値になる

個人開発を始めると、
- 環境構築で詰まる
- ログインできない
- DB接続エラー
- デプロイできない
- 原因不明の不具合
など、本当に色々起きます。
正直かなり大変です。
何度も心が折られ、挫けそうになると思います。
でもその「詰まった経験」こそが実力になると自分は思っています。
実務でも結局、「何か問題が起きた時にどう調べて解決するか」がかなり重要だからです。
この経験を積めば積むほど問題解決能力が養われ、実務でも発揮できる自分の強みになっていきます。
今はAIで解決できるがあまりおすすめしない
ChatGPTなどのAIを使用すればエラーコードや詰まっている内容を投げかければ答えがすぐ返ってくると思います。
実務で納期に追われて、切羽詰まっているのであればそれでもいいかもしれません。
ただ、スキルアップ目的の個人開発では、最初から全部AI任せにしすぎないほうが良いとも思っています。
自分で悩み、調べて解決する経験こそが、後からかなり大きな力になるからです。
小さいアプリでも十分意味がある

個人開発というと、
- SNSを作る
- 大規模サービスを作る
- 収益化する
みたいなイメージを持つ人もいるかもしれません。
でも最初はそんな大きなものを作る必要はありません。
例えば、
- 家計簿アプリ
- メモアプリ
- TODO管理
- 筋トレ記録
など、小さいもので十分です。
既に世に出回っているであろう、ありきたりな機能でもなんの問題もありません。
最初から最後まで、「しっかり完成させる」経験のほうが大事です。
収益化を狙ってみるのも面白い
副業として広告収入やサブスクでの収益化を作ったアプリで狙ってみるのも面白いと思います。
作った先にさらに目標ができればよりモチベーションアップに繋がります。
実際に収益化までたどり着けなくても問題ありません。
自分がやる気になる原動力をなにかしら見出して取り組んでみるといいと思います。
個人開発は転職や面談でも強い

個人開発をやっていると、
- 何を作ったのか
- なぜ作ったのか
- どう苦労したのか
- どう改善したのか
などを具体的に話せるようになります。
実際に経験してみないと話せないとても貴重なエピソードになります。
これは転職活動や面談でもかなり強いです。
「自分で作った経験がある人」は、それだけで行動力や学習意欲が伝わります。
自己研鑽しているエンジニアはとても評価されやすく、アピールポイントになります。
特に若手エンジニアの場合、「業務経験年数」だけでは差が付きにくいこともあります。
その中で、個人開発経験は大きな武器になりやすいと思っています。
自分も実際に転職活動時に個人開発アプリの話をしてとても盛り上がりました。
採用する側から見ても、かなり興味を持たれやすい話題だと感じました。
GitHubなどにソースを公開
作ったアプリのソースコードをGitHubなどに公開することで、よりアピールに繋がる場合があります。
自分で作ったアプリは、転職活動を行う際にも非常に良いポートフォリオになります。
口頭では伝えることが難しい自身のスキルを視覚的に伝えられるようになるのでポイントはとても高いです。
大事なのは「小さくても続けること」

最初から完璧なサービスを作れる人はほとんどいません。
自分も最初は、
- コードが汚い
- 設計も微妙
- エラーだらけ
でした。
でも、「自分で考えて作った経験」は、確実に積み上がっていきます。
会社で開発経験を積めない時期でも、自分で行動すれば成長することはできます。
だからこそ、若手エンジニアほど個人開発はおすすめしたいと思っています。
まとめ
若手エンジニアの頃は、「開発経験が少ない」ことに焦ることも多いと思います。
でも今は、PC1台あれば自分でサービスを作れる時代です。
個人開発を通して、
- 実装力
- 調査力
- 設計力
- 問題解決力
など、本当に色々な経験を積むことができます。
小さなものでもいいので、まずは「自分で作ってみる」ところから始めてみるのがおすすめです。
開発経験が少ないことに悩んでいる若手エンジニア向けの記事も書いているので、もしよかったらこちらもご覧ください。